数珠は、お葬式や法事などの場所で使うことがあるでしょう。
本連数珠と片手数珠どちらを使っても問題は起こりませんが、多くの宗派があるので、基本的には片手数珠を持ち歩くと良いでしょう。
ただ、片手数珠であっても、取り扱いにはさまざまなタブーがあるので注意が必要です。
ここでは、数珠のタブーについてご紹介していきます。

数珠は個人間の貸し借りは良くない

数珠は、祖父母や父母から譲り受けたり、やむを得ず葬儀屋から借りたりということは問題ありません。
ですが、個人間での貸し借りは、良くないこととされています。
なぜかといえば、数珠は本来、その人に寄り添ったアイテムだからです。
お釈迦様と心の中で会話をしたり、故人へ祈りを捧げたりといったときに用いるもので、キリスト教でいうところのロザリオに当たります。
個人個人で大切に扱うべきと考えられているアイテムなので、なるべく貸し借りは控えるようにしましょう。
数珠には片手数珠でも男性と女性の区別があるので、特に男性が女性から借りるようなことをすると、すぐにわかってしまいます。

畳や椅子に直置きも良くない

数珠は肌身離さず持つ大事なもの、という位置づけのため、基本的には放置しないことが求められます。
例えば座っていた畳や椅子の上に、直に置いてトイレに…というようなことを行うと、マナーがなっていないと思われてしまう可能性があるのです。
宗派によっては特に数珠を重要視することもありますから、テーブルの上のように、最低限人が踏んだり座ったりしないような場所に置くようにすると良いでしょう。
数珠には専用の袋があるため、そちらに入れたうえでバッグにしまい、持ち歩くのがベストといえます。

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